8月11日
積極的に耳を傾ける
「積極的に耳を傾けることで、自分にとって役立つことが聞こえてくる」
ベーシックテキスト P.169
ナルコティクスアノニマスにたどり着いたころには、耳を傾ける能力などどこかに置き忘れてきた仲間が多い。だが、「一人のアディクトがもう一人のアディクトを手助けする治療的価値」を十分に生かすためには、積極的に耳を傾けることを学ばなければならない。
私たちにとって積極的に耳を傾けるとはどういうことだろうか。ミーティング中であれば、スピーカーが分かち合っているときには、そのスピーカーの話に集中することだ。ミーティングが終わるまでは、自分の考えや意見は棚上げにする。ミーティングが終わったら、耳にした話のなかから、自分でも使ってみたい考え方はどれで、さらに深めていきたい考え方はどれであるかをより分けていく。
スポンサーシップを取るときも、積極的に耳を傾けるスキルを活用する。新しい仲間は、彼らの暮らしの「一大事」についてよく話をするが、そんな出来事はいまの私たちにとってはほんのささいなことにしか思えない。だが、人生をあるがままに生きた経験がまだほとんどない新しい仲間にとっては、極めて重大なことなのだ。だから私たちも積極的に耳を傾けてみると、スポンシーが出合った出来事のなかで、自分だったらどんな思いをするか、その気持ちがくみ取れるようになる。それさえ理解していれば、新しい仲間と分かち合うとき、もっとよい考えが浮かぶはずだ。
積極的に耳を傾ける能力が自分にあるなどとは、アディクションのなかで孤立していたときには想像もできなかった。いまはこの能力のおかげで、自分の回復に意欲的に取り組むことができるようになった。積極的に耳を傾ければ、NAから与えられるものをみな受け取ることができ、私たちに与えられた愛と思いやりのすべてを次の仲間に分かち合うことができるのだ。
今日だけ:私は積極的に耳を傾けてみようと思う。ほかの人が分かち合いをしているとき、そして私がだれかと分かち合いをしているとき、積極的に相手に耳を傾けていこう。
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